ポケットMP3プレイヤーキット WAKA-MP3を作ってみよう



はじめに

若松通商で販売されているポケットMP3プレイヤーキット WAKA-MP3を製作してみました。

↓若松通商のHP(通販もあります)
http://www.wakamatsu-net.com/

↓開発協力のChaN氏のホームページ ELM
http://elm-chan.org/index_j.html

トランジスタ技術にChan氏が投稿した記事があります。
↓トランジスタ技術2000年4月号目次
http://www.cqpub.co.jp/toragi/TRbn/tr200004.htm

このキット購入の動機はフラットな部品のハンダ付けがしたかったからです。
0.8mmピッチの44ピンのQFPを始め見たときは結構不安でしたが、
意外と簡単につけることができました。
次は、0.5mmピッチで100Pin以上のにチャレンジしたいです。
…そういうネタを考えなきゃね。

組み立てる

WAKA-MP3の主なものは以下のとおりです。

ATMEL AT90S8515-4AC … 制御用MCU、おなじみPICのライバルAVR。
MICRONAS MAS3507D(F10) … MPEG1,2用AudioデコードDSP。
MICRONAS DAC3550A … DAコンバータ。
CN015R0-3113-0 … スマートメディアソケット。

↓WAKA-MP3の内容物

中央のボードはスマートメディアソケットを乗せる基板とMP3データのダウンロードケーブルも兼ねたAVRのISPケーブルです。

↓ハンダ付け前のメイン基板。

組み立てですが、説明書に「Q1(2SA1300)のシルク印刷じゃミスプリントで、180度反転しています。」とありますが、実際の基板のプリントは直っていました。
P1の1がVccです。2はGNDに見えますが何処にも繋がっていないので、J1などのGNDに繋ぐ必要があります。

このキットに使われている3つのLSIは0.8mmピッチの44Pinです。コレは説明書にあるように、位置を決めて両隅を仮付けし、一本ずつ丁寧にハンダ付けします。ハンダごてをランドの間からピンを暖めながらハンダを流せば上手くいくみたいです。
ハンダ付けしたQFPは以下の写真のようになります。

↓ハンダ付けしたDAC。

うーん、演奏ができるようになるまで何度も付け直したので、周囲が黒ずんでいます。
ハンダ付け後はテスターで入念にチェックします。
一見くっついてそうに見えて実はついていないことがありました。

↓部品実装後の基板です


↓裏はこうなっています。

ハンダ付けが終了したら、MCUにプログラムを書き込みます。
AVRのISPケーブルを接続してHexファイルを書き込めばOKです。
続いて、このケーブルでMP3データを書き込みます。
AVRの書き込みはベリファイがあるので良いのですが、MP3データは化けてもチェックしないので実際に聞くまでちゃんと転送されているか解りません。ISPケーブルを作るときは長いケーブルを使うのは避けましょう。

演奏させる。

スマートメディアにMP3データを書き込み、ISPケーブルを外して再生ボタンを押せばすぐ演奏が始まります。
演奏はPC側から操作するアプリケーションからでもできるので、
転送した後はケーブルを外す前に一度聴いてみたほうが良いでしょう。

↓演奏風景


音質がかなり良いです。
市販のMP3プレイヤと聴き比べて全然遜色ありません。
この音質が完成の達成感を高めてくれます。

次回課題。

まず、ケースの自作です。
秋月のアクリルケースが丁度良いらしいので今度やってみます。

このキットは結構勉強ネタになります。
考えられるだけでも以下のとおり。
スマートメディアで読み書き実験。
I2Cバス(Inter Integrated Circuit)を見てみる。
I2Sの学習。
DSPをいじってみる。
機会があればいろいろいじってみます。

今回学んだこと。

1、QFPを付けるときはまず1番ピンをチェックするべし。
2、ハンダごてを持ちながら考えるのはやめましょう、指を焼きます(涙)。